手術看護
手術決定から回復期の周術期看護を提供します。重症な病態を持つ患者さまの手術に対して、年齢を問わず対応します。また手術侵襲を最小限にし、二次的合併症を予防するための安全管理(体温・体位管理、手術機材・機器の適切な管理など)を行っています。
病院別 資格取得者数
| 三郷中央総合病院:1名 | ![]() |
|---|---|
| 越谷誠和病院:1名 | ![]() |
コンサルテーション例
術前
- 洗浄、消毒、滅菌管理
- 術前訪問
- 術前のフィジカルアセスメント
術後
- 術後訪問
術中
- 手術患者・部位の誤認防止
- 体温管理
- ラテックスアレルギーについて
- 検体の取り扱い
- インプラントの取り扱い
- 手術体位のポジショニング
- ME機器の取り扱い
- 深部静脈血栓症予防
- 術中訪問
- 手術看護記録
- 体内遺残防止(ガーゼカウント、器械カウント)
このほかニーズに合わせた研修会なども可能です。
お気軽にご相談ください。
認定看護師 活動報告
2019年4月紹介
私は三郷中央総合病院の手術室に所属し、2018年7月に手術看護認定看護師を取得しました。ここでは認定看護師を目指した理由と、現在および将来の活動内容について簡単に紹介したいと思います。
これまで手術室、病棟、外来など様々な経験をさせていただいた中で手術看護に一番やりがいを感じ、今では手術室勤務は11年となりました。手術を受ける患者さんが、「当院で手術を受けて良かった」と思ってもらえるようにしたいという思いと、根拠ある手術看護を学びたいという強い気持ちから、手術看護認定看護師取得を目指しました。
「手術看護」と言いましたが、手術室に看護はあるのか?という言葉をよく耳にします。手術室は特殊で閉鎖的な空間であり、同じ看護師同士でも、その看護の内容は見えにくい部分があります。そのため、手術看護認定看護師として手術看護を可視化し、手術室内外にそれらを周知することで、より質の高い手術看護が実践されるようにしていくことが重要な役割と考えています。
近年、手術看護は手術の場だけではなく、術前・術中・術後を含む周術期看護へと役割が拡大してきています。さらに質の高い手術医療を提供するために、手術室看護師は手術を行うチームの調整役を担っています。また、患者さんが手術を受けることに対して、主体的に意思決定ができるよう情報提供を行ったり、多職種間の調整を行うことが求められています。
現在、私は手術室所属長であり部署内の看護管理がメインの業務となっています。しかし今後は手術看護認定看護師として先述した手術看護(周術期看護)の可視化を行い、周術期に関わるスタッフが活き活きと質の高い手術医療を行うことができるように関わっていきたいと考えています。そして、当院だけではなく手術を受けるすべての患者さんが手術を受けて良かったと思えるような環境を構築していきたいと思います。壮大な夢ですが、それに向かって一つひとつ行動すれば夢はきっと叶うと信じています。
三郷中央総合病院 鈴木 和佳子
